2011年5月26日木曜日

パリ記 土曜日のお昼ご飯

 モンマルトルの街を軽く歩いた後、そろそろおなかもすいてきてレストランを探すことに。わたしとN子は分かりもしないのにせっかくパリに来たんだからおいしいフランス料理が食べたいねなんて言って、一応おいしいと聞いていたレストランを探すことにした。でも調べてきたストリートにそのレストランが見つからず、少し人が並んでいるような雰囲気のレストランへはいることに。すると、入ったのは良いものの店の中には人影がまったくな。少し時間が早かったのたろうかと思って時計を見ても、針はもう午後1時を過ぎていた。一度入ったし、店を出るわけにもいかず私とN子は料理を注文することにした。


少し時間がたってやっと店員がやってきて、メニューを見せてもらうと、何がなんだかさっぱり分からず、説明を促すと、英語で答えてくれて、

「これは、パプリカのスープです。」

「次にこれは、チキンのパプリカとなになに野菜付です。」

私たちが、
「これは?」

とさらに聞くと、

「ミンチのなになに煮込みパプリカ風。」

こんな感じでN子と私はやけにパプリカ多いね。フランス料理ってパプリカこんなに使うんだね、って半信半疑ながらも納得しておいしくいただいた。 店員もすごくいい人たちばっかりで、カクテルまでサービスしてくれてフランスは旅行者に冷たいって聞くけど、こんなにいいところもあるんだねと、上機嫌で店を出た。


せっかくだから、おいしかったしお店の写真を撮っておこうと、そそくさとカメラを出し、撮影するN子。 写真をとりながら店名をよくよく確認すると、「ブタペスト」という看板が。。私たちが一生懸命探して入って、フランス料理ってこんなにパプリカ多いんだって言っていたレストランが全部ブタペスト料理だったとわかった。頭の中にあったパプリカのはてなが弾けて、すべてなぞが解けた。誰にも分からない2人だけのことだけど、なんだか恥ずかしくっておかしくって、この日の話題は夜までブタペスト料理の話が続いて笑い続けた。

左上の写真は、行列と勘違いした人だかり。笑



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