スペインにはキリスト教のイースターの週に聖職行列が行われる。イースターはスペイン語では"パスクワ"と言って、日本語に訳すとキリストの復活祭。5月くらいに書いたブログの中にも"パスクワのパン"がでてくるのだけど、それもこの時に食べるパンの事。このパスクワの3日間はイエスキリストが苦しみ抜く日々のことで、"パシオン(pasión)"と言う。映画にあるあの”パッション"のことである。そして次の月曜日にキリストは復活する。
行列は、キリストが十字架を担がされ、痛めつけられ、十字架につけられ、おろされるまでの全てのシーンを表現されている。日本でいう神輿のようなもを順番に並んで担いで行く。その中でスペイン独特なものに三角のとんがりコーンのようなかぶり物がある。顔を隠して行列に参加する。ちょっとコアな話なんだけれど、プレイステーションのバイオハザード4の舞台がスペインで、お城のシーンまで行き着くとゾンビがかぶっている帽子がこのスペインのパスクワの帽子で、スペイン人にとっては誇り高い伝統なんだけれど、他の国の人たちからみると、少し怖いという印象がある。
進行深い人たちは木曜日の夜に行われるボーンボーンとしか音を出さない、静かな行列を見に出かけ、その他子どもやお祭り好きの人たちなどはお菓子も配られる金曜日のお昼の行列を見に出かける。写真は金曜日お昼の行列のもの。
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Procesión |
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