2011年4月24日日曜日

茄子 アンダルシアの夏


熱いです。


昔映画館でバイトをしていた時に見て、スペインのアンダルシアでは競輪が有名なんだって勘違いした作品。久しぶりに思い出して、短編で45分くらいなのですぐに観賞。もともとは茄子というコミックの中のアンダルシアの夏っていう一篇なんだそう。監督さんは、よく知らなかったんだけど、高坂希太郎さんという人で、風の谷のナウシカなんかで原画を担当している人らしい。


この映画を見たときは自分が今スペインにいることなんて全く想像していなかったし、 「ふ~ん、スペインってこんな感じなんだ」って漠然として見たんだけど、ストーリーの強さになぜだかすごく印象に残った。スペインのアンダルシア地方や南のほうに行ったことがある人は分かるかもしれないけど、風景や人々、本当こんな感じ。バーの描写なんかに、チョリソーや生ハムが上からぶら下がっているのが印象的。雄牛の看板も今でも高速道路のいたるところにある。


そして泣くような場面もないのに、この熱さにうるっと涙が出そうになるのは私だけかな。見た人や、これから見る人も何か思ったら感想ください。お勧めです。ノベルダをレースが通ったときの話は「競輪 -Valencia-」に。


茄子 アンダルシアの夏web site




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2011年4月21日木曜日

負けたからこそ!Barça!

昨日の"Copa del Rey"(コパ デル レイ)こと国王杯、バルサ対レアルマドリード、レアルのクリスティアノの延長戦のゴールで負けてしまいました。


だからこそ!

今まで鼻歌だけで歌っていたバルサの応援歌、カンペなしで覚えました。
有名な歌詞のみんながグラウンドで歌っている一番の部分だけですが、紹介します。


Tot el camp
es un clam
som la gent Blau Grana
Tan se val d'on venim
Si del sud o del nord
ara estem d'acord
estem d'acord
una bandera ens agermana.
Blau Grana al vent
un crit valent
tenim un nom
el sap tothom

Barça!, Barça!, Baaaarça!!!!
 
 
 
 グラウンド全体が
大歓声の中にある
私たちはブラウグラナの人々だ
どこから来るかなんてもんだいじゃない
南からでも、北からでも
私たちは知っている
旗が全員を結んでいることを
ブラウグラナが風に吹かれ
勇敢な叫びがあり
世界中が私たちの名前を知っている

バルサ、バルサ、バールサ



■ブラウ「青」、グラナ「エンジ」。バルサのこと「ブラウグラナ」という。
 
 

アレンジバージョン。まだロナウジーニョがいるころの画像。
これ好き☆






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2011年4月17日日曜日

プチガウディ☆

ノベルダの教会
またこの間日本から来た友達をつれてアリカンテ地方のプチ旅行したときの話。


日曜の朝に家から車で5分くらいのところにある、ノベルダの教会へ行ってきた。っぽい、って思う人もいるだろうけど、ガウディの作品、じゃなくて、ガウディの弟子というか生徒が作ったモダニズム時代の作品なんだそう。だいたい1918年くらいに建設が始まったんだと。 ちょうど、ミサも終わっていて中も拝見。中はいたって普通の教会かな。ただこの地域は大理石産業が盛んで、「石のオルガン」が普段は見れるのに、今日は移動中かなにかで残念ながら見ることができず。。。


このすぐ隣に、 "el Santuario de Santa Mª Magdalena"というサンツアリオ(巡礼地)とぼろぼろの城跡ががあり、サンツアリオはほんのつい最近宿泊施設に新しくなった。スペインの他の地域のパラドールのように華やかなものじゃないけど、ちょとした雰囲気は味わえるかもしれない。城跡についてはぼろぼろであ~、っというまに見終わってしまうが、ヨーロッパで2つだけしかない三角の塔のうちのひとつだそう。時代は約800年くらい前のもの。日本人的な観光地ではないけれど、旅中のんびり散策したいひとは、そこのすぐうらの裏山にのぼったりするのも天気のいい日などは気持ちがいい。その裏山には昔の人が使っていた古いシェルターなどもある。

シェルターの話は前のブログにて。


教会からの眺め

 













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2011年4月15日金曜日

カップケーキカフェ in Alicante

以前、アリカンテの友達に連れて行ってもらったカフェ"Las Manolitas"に日本から来た友人と行ってきた。大通りから少し小道に入ったところにある、アンティークポップカフェ。売りは、毎日違うマフィン。



前回もカフェコンレチェにマフィンを頼んだんだけど,今回も同じ。メニューに関してはマフィンと飲み物以外には何があるか知らないな。でも飲み物は、コーヒー、紅茶やハーブティーに緑茶などもあって結構充実してたかな。前回頼んだマフィンはチョコ系ですごくポリュームがあったんだけど、今回は見た目は初めて家でお菓子に挑戦しましたみたいな出来でちょっとびっくり。パティシエかわったのかな?でも味は甘さ控えめでまあまあだったかな。


アリカンテに来る人は是非。


"Las Manolitas"
Calle de las Canalejas 20,
03001 Alicante 
Tel:649 46 18 47

”Las Manolitas” の地図はココをクリック 




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2011年4月13日水曜日

スペインで矯正☆抜歯編

ずっと、ず~っとやろうかなと思っていた矯正をスペインにて実行することにした。


日本では、何かとひとところにとどまることもしないまま、値段も張るのでできないままでいた矯正。両親にはまたここにきて何で、スペインで矯正なのと皮肉られ、でも今しかないと決意してやっとはじめた。でも、日本と比べると意外とリーズナブルなのがいいところ。


まず、いい歯科医をさがすために情報収集を始めて、友人にアリカンテに矯正のいい歯医者があるって聞いて、その仕上がりも友人の歯でチェック。問題なし。でもやっぱり、アリカンテだと、車で30分だし、もし治療が終わって痛いときに車で泣く泣く帰るのも疲れると思って断念。次にノベルダでまた探し始めた。初めは、母のアリカンテの歯医者が定期的にノベルダに来るというからそれも話を聞くと、インプラントのみ。そんなこんなでうんぬん考えながら結局最後に母の友人の娘がやった歯科医がいいってことで、もうはじめたくてうずうずしてたから決定した。場所も車で2、3分とよい立地。



早速行って、見てもらった。行くまで緊張してどきどきして手に汗を握ってたんだけど(実は歯医者とか痛いのがすごく嫌い)、見ると、すごいスペイン美人で私と同い年くらいの女の先生。話すとすごくやさしくて丁寧でほっとした。母子でやっていて、母が、歯科医で娘が矯正歯科医なんだそう。そんなこんなで、レントゲンチェック、見積もり等全部やってもらって、スムーズにことが進み(スムーズというか、かなり急な展開)、すでに始めることに。もう見積もりもらった日にじゃあはじめましょうと、青ゴム装着。その辺は不安だったから、日本で矯正した人のブログで確認済みでほぼ工程は日本と同じ。値段もだいたい聞いていたし、言われるままその場でokした。ちなみに、普通のださい矯正器具で全額3000ユーロほど。透明な磁器のほうに変えると時間がかかるし、値段も1000ユーロほどアップしたので、2年我慢すればと思って、ださいほうを選んだ。


その後、スペインで4本抜歯が決まっていたから(今後日本で4本親知らずを抜く予定)、早速1本づつと思って出かけたら、じゃあ、早く終わるから今日は右側の上下を2本ね、って2本抜くことになった。さすが、事前情報なしのスペイン人。



もう、しょうがないと、気合をいれて麻酔の注射に挑むんだけど、これがまた歯医者で一番嫌いな行為。小さいころのトラウマかあのちくってささって、ずずずって麻酔が中に入っていく鈍痛がほんとに嫌い。最近日本での行きつけの歯医者さんは、脱脂綿に麻酔をしめらせ、注射する部分を少し麻痺させてその後、針を入れるところが痛みが軽減して気にいっていた。こっちではその様子もないし、我慢する準備をしていたら、



あれ~っ、痛くない!!
まったく、痛くなかった~。上手!!



ところどころにわけて注射をして少しずつ麻痺させていく方法で、今までにこんなに痛くなかった歯医者の注射は初めてだった。やわらかい唇の下のほうにまず注射、その部分は痛くなくて、少しずつ硬い歯茎の方にずらしていく。歯茎のほうに行くときには少し最初の麻酔が聞いてきて痛みもほとんど感じず。その後、抜歯もすばやく終わって、今となれば2本いっぺんに抜いちゃってよかったなと。


これから、ブラケット装着などまだまだ、頑張ります。



*抜糸じゃなくて、抜歯ね。漢字変換で気にせずに書いてたら、大間違い。笑

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2011年4月10日日曜日

2回のキッスのとまどい

この間、前回のブログで書いた友人が遊びに来ていたときの話。


夕食をノベルダ近くのバルに一緒に食べに行き、「ああ、おいしかった。帰ろうか。」って言うときに突然他のスペイン人の友人が現れた。彼女に、

「私の日本からきた友人よ。」

と紹介すると、彼女も

「はじめまして。」

と私の友人に近づく、そして近づく、そしてまた近づくんだけど、私の友人は硬直してえ~っ!て顔して前だけをみて、「何、何?」って顔をして戸惑っている。その近づいた彼女もほっぺにキスの顔を準備しているのに、何も起こらず固まってしまった。


そう、スペインのあいさつの話。笑


スペインでは初めて会った人でも、仕事でなければほっぺに2回キスをするのが普通。私も初めのころは毎回会うたびにほっぺにちゅっちゅされて、日本の「こんにちは。」で軽く会釈じゃだめなのかなって面倒になったけど、スペインではその挨拶がないだけで、偏屈な人は「この人、私のこと嫌いなのかしらっ!」とか思ったり、今後そっけなくなったりする人もいるらしい。もちろん、私たちはアジア人でその文化がないことをわかってくれるからそんな風に思わない人の方が多いんだけれど。その後もその友人はバルのオーナーにキスされたりで、ひーひー言って帰って行った。

はじめに言っておくべきだったかな。 笑



プチスペイン語講座 「あいさつ編」
■Mucho gusuto. (ムーチョグスト) はじめまして。
男性も女性も言い方を考えなくてよくて、わかりやすくて使いやすい。

■Encantado. (エンカンタド) はじめまして。
語尾がOで終わるので、男性のみ使います。

■Encantada.(エンカンタダ) はじめまして。
語尾はAでおわるので、女性のみ使います。

■Bienvenido.(ビエンベニド) ようこそ。
はじめましてとは反対にあなたが男性でも女性でも、男性の訪問者が来た時に使います。

■Bienvenida.(ビエンベニダ) ようこそ。
はじめましてとは反対にあなたが男性でも女性でも、女性の訪問者が来た時に使います。



ところで、兄が最近入ったというので、私もブログランキングに登録してみました。
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2011年4月6日水曜日

どっぷり方言記 in ALICANTE

嵐が去りました。



雨風の嵐でもなく、ジャーニーズの嵐でもなくて、地元の友達がアリカンテに遊びに来て、日曜日に帰っていきました。嵐というほどハードスケジュールではなかったんだけど、久しぶりに方言を使うとその後いつも嵐が去ったような感覚がやってくる。 私は福岡県の筑後地方出身で、とにかく方言が汚いとうわさのところ。確かにそうだなって自分でも思う。やたらに濁音が多い気もする。そのせいか、エネルギーにあふれている感覚もある。大阪人が笑いは大阪が一番で大阪弁でないと面白くないというように、方言は、その地方の方言同士のテンポ見たいなものがあると思う。方言で話している時に、急に東京弁や他の方言が混ざると、「あれっ、何かくるっている」というような感じがする。音楽でいうなら、2拍子の楽譜に急に3拍子のテンポが入って来たみたいな感じだろうか。そのせいか、筑後弁で話しかけられると、筑後弁で返し、標準語で話しかけられると、標準語で話すというサイクルが出来てしまった。



スペインにも方言とういうものがある。日本のように語尾やアクセントが地域によって少しづつ違う。でもそれ以外にスペインには4つの言語が存在する。国際的に認められているかどうかはわからないけど、私たちが言うスペイン語で、国の言語でもある「カステヤーノ」、バスク地方の「バスク語」、ガリシア地方の「ガリシア語」、バルセロナ、バレンシアあたりで話される、「カタルーニャ語」の4つ。スペインでは、国の政府の他にに地方自治体も割に重要で、各地違った決まりごとなどが多い。その中で、バスク地方ではバスク語もオフィシャルランゲージに登録されていて、以下ガリシア語もカタルーニャ語も同じようにその地域のオフィシャルランゲージになっている。その分子供たちは大変で、国語の授業では2つの言語を習っている。



私がいるアリカンテの地域はおおまかに言えば、カタルーニャ語を話す。ただ大まかにと言ったのは、このバレンシア自治区では「カタルーニャ語」を「バレンシア語」といってこの地区の正規の言葉として教えている。カタルーニャ語の方言みたいなもの。どの言葉にせよ(*バスク語以外)、方言なんじゃないかなと思うけど、違うらしい。日本で言う、沖縄の言葉のようなものなのかな?とも思う。方言というより、別の言語のようにわからない沖縄の言葉やズーズー弁だって、別の言語にするって定義したらそうなってしまうんじゃないかな。 と、長々と書いたけど、方言はその地域の文化だし、日本も無くなっていかないように、授業なんかに少し入れ込んでも面白いかなと思う。



 *バスク語は源が違うのでまったくスペイン語には似ていません。
 
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