2011年2月27日日曜日

桜満開?

今年も2月の上旬くらいから咲いています。もう、今や散り始めています。


でもこれ桜じゃなくてアーモンドの木。スペインのアリカンテ地方ではもう2月からお花見にいけるくらいアーモンドの花が満開になる。桜とよく似ていてすごくきれいなんだけど、残念なのが、時期がちょっと早いかなと思う。2月にお弁当にピクニックは少し寒いかな。たまに暖かい日もあって2月でもここは20度を超すこともあるんだけれど、週末に限ってまた冷えこんだりで、2月3月の天気は予想できず。そして4月になると雨季に入る。



私も去年アーモンドの木をおばあちゃんの家の庭に植えた。まだまだ赤ちゃんだけれど、しっかり実がなる。私のアーモンドも早くお花見ができるくらい大きくなるといいな~。


2011年2月15日火曜日

People meet in architecture (スペインで話題の日本人)

私がたまに購読している、スペインの雑誌に去年建築会のプリツカー賞を日本人のSANAAというグループがとったとうい記事が載っていた。去年の章が今年載っているというのがスペインらしい。プリツカー章とは文学でいうノーベル章のようなもの。そのSANAAのひとりに妹島和世さん(写真左)という建築家がいて、ちょうど私が行った研究室の先生の元同僚かなにかで、私が通った大学から学生がインターンにいかせてもらっていた。私はそのとき違う事務所へ行ったのだけれど、そこの事務所はすごく大変で忙しいと聞いたのを今でも覚えている。

そこで彼女が言っている言葉が"People meet in architecture"。直訳すると、なにか理解しづらいんだけど、「人々は建物のなかで出会う。」みたいなことなのかな。確かに街の中なんかより、人が歩く軌道なんかを、自分たちの手で作り出せるし、規模が大きくても小さくても、ここでどういう風に人が顔をあわせるかとか、ここですれ違うんだとか、ここからどこが見渡せるとか考えるとなんかわくわくしてくる。でも彼女の建物とかみると、単純にすごいな~って思う。



ただ、建物の概観がドラえもんの21世紀の図みたいになってきたな~、って最近思う。この感じでずっと建物が建ったら、本当にあの21世紀の絵になっていくのかな。今だから概観も斬新でもそれがたくさんできたら普通になっていくんだろうか。私は今ヨーロッパに来て以来昔好きだった未来っぽい建築より、古くからあるいつまでも色あせない建物が好きになった。昔のヨーロッパのスタンダードなんだろうけど、すごく魅力的。そうやって、内装だけ新しいものに変えていって、無駄をなくして、エコやこれからの考えに適しているとも思う。これからもそういう残せるものは絶対残さなければいけないと思う。


その他に建築やデザイン雑誌なんかによくでる日本人では、NENDOというグループや、深澤直人さんなんかがよく雑誌にでてくるかな。MUJIなんかも有名。文学に関しては、圧倒的に村上春樹が有名で、新聞の雑誌なんかに特集がくんであったりもする。なにげによく読まれているのが、三島由紀夫。スペイン小説のあの独特の暗い雰囲気、たとえば日本で有名な小説の中ではカルロス ルイス サフォンの風の影なんかに世界が似てるからじゃないかなって思う。少しながくなったけど、小説などの話はまた今度。

2011年2月2日水曜日

まずいコーヒー

毎日バスステーション付属の名前も分からないようなカフェでまずいコーヒーを飲む。 まずいまずい、と思いながらも毎日のように飲んでいると意外と愛着がわいてくる。最近はウェイターのお兄さんにだいたい同じものを頼むので、注文する前から「カフェ コン レチェ?」と促され、「sí sí、(はい、そうです)」で、注文が成立するようになった。ちょとちがう種類の「カフェ コルタド」など頼みたいときも、親切で言ってくれているからちょっと悪いなって思ってしまって、すごく他のものに変えたいとき以外はカフェコンレチェにする(笑)。私このへんがつくづく日本人だと思う。



内装なんかは、鉄道のこじゃれたカフェなんかとはちょっと違って、大分すたれている。というのも、鉄道は直通で行くところが限られてくるんだけど、(マドリード、バルセロナ、バレンシアなど)バスは、他の国、モロッコまで直通で行ってしまうので、移民たちやその名残で職をもたない人たちが集まってきてトイレを使用したりしてうろうろしている。小銭をせびりにくるなんて日常茶飯事なところ。そのカフェのインテリアに目を向けると、廃れていて、壁なんか頑張っておしゃれっぽくしたけど、色を使い過ぎて反対にダサい雰囲気をかもし出している。でも椅子はしっかり北欧家具のアルネヤコブセンのクラシックなセブンチェアだったりするのが、やっぱりヨーロッパだなって一人で納得してしまう。



そして今日もまたまずいコーヒー。




スペインのプチカフェ講座。
"café con leche" (カフェ コン レチェ)
牛乳多めのいわゆる、イタリア語で言うと、カフェラテ、フランス語でいうとカフェオレにあたるもの。

"café cortado" (カフェコルタド)
カフェコンレチェの半分くらいの牛乳でショートなカフェ

"café solo"(カフェ ソロ)
いわゆるエクスプレッソの濃いコーヒー。日本で飲むアメリカンみたいに薄くほしい場合は、外で注文したことないけど、café largo(カフェ ラルゴ)って行ったら通じるかな?ラージコーヒーみたいな意味です。
 
カスタム検索